イナズマ
□9つの愛の形
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恋愛-----誰かを恋い慕うこと
気になる奴がいる。
知っていることは、「松野空介」という名前でマックスと呼ばれていること。
あと、変な帽子をかぶっているということだけだ。
クラスも違うし、接点なんて全然ない。
だけど気になって仕方がない。
この感情を何て言うか知ってる。
まさかそれを男に対して感じるなんて思わなかった。
で、でも好きになっちゃったんだもん。
「あ、あの、松野空介くんですよね?す好きです付き合ってください!」
鏡の前で練習なんて恥ずかしいけど、明日ちゃんと告白するんだ。
そう言いつつも勇気が出せなくて松野の姿を眺めることしかできなかった。
「はあ、意気地無しだなあ……」
「誰が意気地無しなの?」
「へ?」
そこにいたのはまぎれもないあの松野で。
「松野!?なんでここに…」
「僕がどこにいたっていいでしょ。……あれ?なんで僕の名前知ってるの?」
「そ、それは」
言えない。
さすがにずっと見てたからなんて言えるわけがない。
絶対にストーカーだと思われる。
「まあいいや。僕も君のこと知ってるからお互い様だよね、半田真一くん♪」
「なんで…俺の名前」
「だって最近ずっと半田の熱烈な視線を受けてたからさあ」
「!」
恥ずかしい
俺が見てたこと知られてるなんて。
でもこれはチャンスだ。
今日こそ告白するぞ。
「あのさ、」
「ん?どうしたの?」
ゔ……そんな満面の笑顔で言われたら…
「…なんでも、ない、です……」
結局俺は、こいつの笑顔に負けて何も言えなくなってしまうのだ。
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第一弾は半田にしました。
やっぱり、このサイトの主人公ですからね(笑)
第二弾もお楽しみに。
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