イナズマ
□星に願いを
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「だ、誰……」
「怪しいものじゃないよっ」
って十分怪しいか。
なんとか半田を僕のものにしないと。
「あの、こんなところで何をしているの?」
ただの一般人だと思ったのか、半田は警戒を解いた。
「え、と…服を失くしてしまって」
「服?どんな感じの服?」
「いやいいです!悪いですから」
「いいからいいから。」
「じゃ、じゃあ、服が見つかるまで家に泊めてくれませんか?」
こんなに早く半田とのつながりを持てるなんてラッキー!
「今服は探さなくていいの?」
「はい。自分だけで探します」
「そう?じゃあ、行こうか僕の家に」
「お世話になります」
こうして僕と半田の同居が始まった。
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