落書き
□FGO的TRPGA
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※この小説はTRPGのシナリオのネタバレを含みます――
※が、難易度を上げるため、若干以上に改編を加えています。
※なのでシナリオに書いている文章を自己解釈している部分が含まれます。
※なんでも許せるという人だけ見ていって下さい。
は〜い、放送開始したんで数分間雑談タイムね。
太公望「おおお……始まったんですねぇ。ドキドキしてきました……!」
いつものような感じで大丈夫ですよ。前だって、なんだっけ、アスレチックの実況とかしてたでしょう。ああいうので全然いいです。
ほら、コヤンスカヤが見てるかもしれないし、今のうちに手でも振っておきますか?
太公望「いえ別に彼女とは何でもないので、いきなりそんなこと言われても……」
というか今更過ぎるけど、いや生放送的に一応ツッコまないといけない部分だからあえて言うんだけど、今回って中国系サーヴァントで固めるのがコンセプトにあったよね?
中国系+αなの?それともエルメロイ教室+αなの?って視聴者混乱するじゃん。おかしくない?
孔明「コンセプトも何も、話を振ってきたのはお前だろう」
グレイ「すみません、拙はお邪魔ですよね……」
邪魔なんて一言も言ってませんが?いきなり自虐に走られると場がいつまで経っても盛り上がらないので勘弁していただきたいとは思ってるけど。
グレイ「あ、はい、すみません」
司馬懿「おいGM、グレイが参加するのを了承しておいてその物言いか?」
了承した理由はご自身が一番よく分かっているのでは?キャラシ見たけどそういうムーブで行く気満々じゃないか。頭痛と胃痛でそこのウドの大木を死なせるのは別の機会にしていただきたい。
孔明「誰がウドの大木だ!それとグレイを緩衝材扱いしているお前が一番酷いと思わないのか。嫌ならお前が何とかするのが定石だろう、KP」
はぁ?手前らの馴れ合いそしり合いになぁんで私が口を挟まにゃならんのだ!KPというのはいついかなる時でもPLどもの掛け合いを密かに見守る一輪の華なんだよ。
孔明「嘘をつくなデウスエクスマキナのくせに!」
太公望「あのー……」
あ、心配いりませんよ太公望殿。いつものことで喧嘩未満のじゃれ合いですから、これ。
太公望「そうなんですか?というかそろそろ始めないと視聴者が離れてしまうと思うのですが」
動画の心配をしてくれるなんて優しいなあ。まあ別に私は視聴者ゼロでも特に気にしないけどね。自分が楽しめればそれで。
司馬懿「では今から垢BANされるまで放送禁止ワードを順に言っていこうか」
デンジャラスRTAはよそでやれ!というかいつまで駄弁ってるんだ、さっさと本題行くぞ!
孔明「お前が最初に言ったんだぞ」
はいどうも皆さんこんばんは!影映永久のAQチャンネルへようこそ!
この放送はクトゥルフ神話TRPGのセッションの生配信となっていま〜す。
いつものようにサブ垢でPL視点のものが放送されていますので、是非同時視聴お願いします。
クトゥルフというか、今回はその中でも“エモクロア”と呼ばれるジャンルのTRPGになります。
グレイ「何か違いはあるんですか?」
エモクロアはね……ネタバレにならない範囲で言えることは、それぞれのキャラクターの心の動き、情動を楽しむものなんだよね。
だから君たち全員に秘匿情報があるんだ。それぞれに抱える秘密がどう物語に彩を加えるのか、ワクワクするよね。
太公望「なるほど、全員に……面白くなりそうですね!いくつあるかは言ってもいいんですか?」
ダメー。個数もそれぞれ違うから。言っとくけど、下手な場面でバラすととんでもないことになる秘匿情報もあるから、話す際は注意してね。
太公望「わかりました」
では、初めてご覧になられる方へ、クトゥルフ神話TRPGの説明をば――
(中略。詳しくは前回のTRPGを参照してください)
――というわけで、今回は全員初クトゥルフですが。
太公望「はい」
難易度をMAXに設定しています。
太公望「はい!?」
孔明「よしわかった、お前私たちに地獄を見せに来たな!?」
ぶっちゃけた話、今回の話は謎解きがメインとなっております。中国を代表する軍師が三人もいる現場で謎解きゲーはむしろ提供する側が地獄を見るのですが。
司馬懿「逆に何故その物語をチョイスしたんだ」
今回は太公望殿がやりたいとおっしゃったので、脳筋で相手をボコボコにするより頭を使った方が楽しめると思ったので。
太公望「は、はあ……」
そして難易度を上げているために、本来のシナリオが改変されていたり、PLサイドの職業を指定したりしていますが、まあこの面子だったら大丈夫でしょ。
孔明「確かに、いろいろと注文つけられたな」
さあ、ではキャラ紹介に行きますか!ハンドアウト@から順番にお願いします。
太公望「若干の文句は……まあ、口を閉じておきましょう。了解しました。では僭越ながら――ハンドアウト@ 釣果尚牙(ちょうか なおしが)です」
STR:11 DEX:15 INT:16
CON:9 APP:6 POW:9
SIZ:16 SAN:45 EDU:16
アイデア:80 知識:80 幸運:45
耐久値:13 MP:9
職業:社長
精神分析:61 目星:60 経理:35
信用:70 説得:50 心理学:70
法律:15 機械修理:30 コンピュータ:51
聞き耳:55 外国語:61 応急手当:50
回避:70 乗馬:55 投擲:75
ダメージ・ボーナス:+1D4
孔明「さすが、全体的に技能値は高めに設定していますね」
……そうですね、遊んだ部分は、≪乗馬≫くらいかな。
太公望「若い頃から乗馬を嗜んでいる設定です。あとは社長として必要な技能を取りつつ、その他必要な能力値を上げておきました」
推奨技能はちゃんととっているみたいですけど、POWは9なんですね。推奨は10以上と言ったはずですけど。
太公望「問題ありません。確かにそのせいでSANが低くて発狂しやすくはなっていますが、回避するようなロールプレイをすればよいのです」
果たしてできるかなぁ?KPの言葉を鵜呑みにしなくて大丈夫かなぁ?
太公望「ふふん、何を言っているのですか、僕はそれなりに名の知れた軍師なのですよ?この程度のゲームを乗り切れなくて軍師なんて務まりませんよ」
フラグにならないといいですね。
あ、言い忘れてたけど、難易度を上げるために能力値はすべて上限を80に設定しています。前回は技能値だけ上限を設定していましたけど、今回はシビアに行きます。クリティカルとファンブルの値は変わりなく01〜05、96〜100ですが。
それで、他に設定とかは?戦闘技能はないんです?
太公望「攻撃手段は≪投擲≫にしました。若い頃に野球をしていたという設定もあります。STRが標準的ですと、武器を使わずにダメージを与えるのは難しそうなので」
ダメボあるのに。まあリアルに投げるのは上手そうですよね。ルアーとか。
太公望「疑似餌ですか。そういう意味で振ったわけでは……あくまで投げるのが得意というだけの設定ですので」
あとは、会社名を自由に設定できますが、何にしたんですか?
太公望「はい、ゲーム会社『成功公司』(チェンゴンコウシ)にしました。舞台は日本とのことなので、まんまでも問題はないかと」
司馬懿「本当にまんまだな」
孔明「ゲーム会社なのか」
デジタルコンテンツの開発・運用をする会社だから、それに関連したものとしてゲーム会社にしました。先生好きでしょ?
孔明「提供する側になるとは」
関係ないけどグレイちゃん、とにかく喋ってよ。今から舌を慣らしておかないと。
グレイ「あ、す、すみません……慣れてなくて、緊張して……」
司馬懿「大丈夫だぞグレイ、私と兄上でしっかりサポートするからな」
グレイ「はい……」
太公望「あれ、私は?」