書2
□タバコと・・・
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「やっぱりね、えみちゃんとは趣味が合うと思ったんだよ」
ものすごいことを聞いた気がする
「あんたもロリコンなわけ?」
そういえば随分近くにいることに気づいた
座ってる位置を少しずらして距離を取る
「いんや 年下趣味ってだけで子供は苦手」
気にしないらしい
ニコニコと前を向いている
「子供に関しては同意見」
「その辺はえみちゃんと合わないらしいね。好みが一緒なのかと思ってたのに」
あたしがえみと合わないのか
坂本がえみと合わないのか
どっちか悩んでからどっちもあり得ることを知った
心外にも自分とこの数字教師が似ていることも
「ていうかあんたハタチかそこらでしょ?
年下趣味で子供嫌いなら結構限られるんじゃない」
しみじみとした声が返ってきた
「そうなんだよねえ〜。自分で予想外 」