過去拍手掲載物

Heroine's diary[text]
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○月□日 天気 晴れのち曇り


ナギさんが、今日も私の大好きなだし巻きたまごを作ってくれた。

出汁のうま味と卵の甘みが、きれいな黄色に焼かれた卵の中でふくらんでいて、とても美味しかった。

いろんな国の料理が作れるナギさんは本当にすごい。

しかも、皆のどんな要望にも即座に応えられるし。

お母さんのと同じくらい美味しいと思ったので、そう言った。

ナギさんのだし巻きたまごを、シンさんが食べさせろって言ってきたので一口あげた。

なんだか興味を持ってくれたのが嬉しいな。

卵焼きの乗った皿をシンさんに近付けたんだけど、何故か食べようとしなかった。

何でかなと思ったけど、シンさんが持ってるのはフォークだったので、食べにくいんだなってわかった。

箸で食べやすい大きさにだし巻きたまごをとってから、シンさんの口元に持ってたら食べてくれた。

ちょっと、ドキドキした。

旨いなってシンさんが言ったので、私の好物をほめてもらえて、とても嬉しかったです。

私も大好きなんですよって、ナギさんなんでも作れてすごいこととか嬉しくなって話しかけてたら

シンさんが黙ってしまったので、ちょっとうるさくしちゃったかなと反省。

シンさんに私の箸で食べさせちゃったのが嬉しくて、はしゃいでしまった。

反省、反省。

でも、またアーンってやってみたいな。怒られるかな。
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