オリジナル(実栗)

□明日こそ
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俺の名前は##NAME1##。
高校1年生だ。
部活動は入ってない。



――――1ヶ月前

俺は放課後、暇をもてあましていた。
まだ入学してから、説明時以外一度も利用したことのない図書館に足を運んだ。

図書館はあたりまえだが、驚くほど静かで。
人気のない雰囲気を出していた。

「・・・・(人少な・・・)」

ドアのところには“私語は慎むように”と書いた紙を張ってあるところから俺は苦手な場所だと悟った。

それでもまだ来て1分も経ってないのに何もしないで入り口でうろうろして帰るというのも・・・。

俺はとりあえず、中に入った。


入学した当時は今までとは違う学校の図書館に期待を膨らませ結構な人が利用していたらしく、俺のクラスの女子や数名の男子が図書館に行っては漫画や小さい本を抱え帰ってきていた。

漫画はもちろんのこと、俺のいた中学では俺には難しすぎる本だらけだったから、漫画や俺でも読めそうな簡単な面白い本が並ぶ高校の図書館が楽しくてしかたがなかったのだろう。


でもそんな図書館使用者の大半が一年生な訳で。
部活動が始まるころには自然と図書館を利用する人は少なくなっていた。
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