紅と蒼の伝説
□#2:木ノ葉丸!!
1ページ/15ページ
ナルトの封印の書盗難騒動が終わり一日経過……。
「う〜額あてどうやって着けようかな。
髪の毛……あ、昔みたいにポニーテールにしちゃえばいいか」
ヘアゴム…年齢が戻ってからいらなくなって…小物入れにしまってあったはず……。
「あったあった」
私はつむじの位置で髪の毛を纏めてゴムで縛った。
小物入れを仕舞おうとして、私はある物に気づいた。
小さなピアスだ。
左右で色が違っていて、赤色と青色の雫形の石が付いている。
金具は銀色で、錆びた事がないので案外プラチナや銀で出来てたりするのかも?
何はともあれ、大事な育ての親の形見である事には何ら変わりない。
迷わず私は元々開いていたピアスホールにピアスを着けた。
木の葉マークが見えるように、前髪を少しだけ脇にどけ、しっかりと額あてを頭の後ろで結んだ。
灰色のアンダーの上から袖なしの黒い上着を羽織ってジッパーを上げた。
「カカシ先生!私、登録書出してきます!!」
「いってらっしゃい」という声がカカシ先生の部屋のほうから聞こえた。