過去の拍手

□オクラ、馬に乗る
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ある日の出来事。


毛「城下町へゆく。馬を出せ」

「は!!」


毛利様は馬へ乗って城下町へと行くそうです。
捨て駒達は急いで馬を準備いたしました。
さぁいざ城下町へ。


毛「その縄、手放すでないぞ」


どうやら誰かに馬を引いてもらわないと馬に乗れない毛利様。
むしろ初乗馬。
あんなに慣れてる感じだったのに全くもって初体験。捨て駒は困りました。
まず普通に考えて馬が全力疾走したら人間の足ではついていけません。
そして考えたあげく乗馬の基礎を習ってから城下町に行きませんか?と提案しましたが


毛「我には日輪の加護がついている!!」


聞く耳を持ちません。
なので捨て駒は不可能な理由を述べました。
しかしそこは毛利様。
なにがなんでも馬に乗って城下町に行きたいそうで捨て駒の言うことを聞きません。


毛「我は馬で行く」

「勝手に行ってください」

毛「はよ馬を引け」

「だから無理ですって」

毛「日輪よ、コヤツに天罰を」

「そんなので天罰くらったら日輪様を恨みます」

毛「こやつを切り捨てよ!!」

「ちょ。わかりましたよ!引けばいいんでしょ!」

毛「ふん。わかればいい」

「どうなったって知りませんからね」

毛「我に不可能はない!!」

「じゃあ1人で馬に乗れよ」


こうして捨て駒と共に毛利様は初めての乗馬を体験したのでした。


『オクラ、城下町に行く』に続く。





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