過去の拍手

□世界を守れ!バサレンジャー参上!!
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※軍とか関係ナッシング。


―――BASARA公園


いつもは平和で子供の笑い声が溢れているはずの公園に、悪の組織「HARISEN」が襲ってきた。



織「愚か者め!我に逆らったが間違えよ!」

蘭「俺の金平糖が盗られたぁぁぁ!」

い「あー!!おらの米があのお侍さんに盗られただ!!」



泣き叫ぶ子供たち。
どうすることもできない大人たち。
そんな人々をシーソーの真ん中で絶妙なバランスを保ち、見下ろしている男が一人。



織「泣け!泣き叫べ!余はそれが楽しみでならんのだからな!」



彼は悪の組織「HARISEN」の部長、織田信長だ。



織「是非もなしぃぃぃ!!この公園はこの織田信長がいただいたわ!!」

蘭「誰か助けて!」

い「誰かぁぁぁ!」

織「誰も来るわけなかろうに!」



絶望的なこの状況。
たった二人で歯向かおうとする勇敢な子供、蘭丸といつきは必死な涙を堪えていた。


しかし、やはり子供である。
いくら勇敢だからと言って織田信長に睨まれて泣かぬ子供はいない。
泣き始めるいつきと涙目の蘭丸を見て笑う織田信長。


ふと、織田信長がいつ、何処から取り出したのかわからないがとてつもなく大きいハリセンを持っていた。
そして構える。
まさか!と思ったがすでに遅く、大きなハリセンが二人を襲う。


固まる二人。
笑う織田信長。
誰もがダメだと思った瞬間、










『止めなさい、悪の組織部長、織田信長』










織「なっ!?」

い「あれは!」



凛と澄んだ声を聞き、ハリセンの手が止まる。
この声は、




















蘭「桜餅ピンク!」

『大丈夫、蘭丸くん、いつきちゃん?』

い「怖かっただ…」



そう、愛の象徴「桜餅ピンク」だ。


ピンクをはじめとする仲間が集まり始めた。




猿「ちょ、なんで桜餅ピンクがでしゃばってるのさ!?」



ある者は滑り台から。



『だってイチゴジャムレッドがなかなか出ていかないんだもん』

猿「旦那だって色々準備があるんだよ」

元「おい、ずんだグリーン。このレンジャースーツ、ちょっとほつれてるんだけど」



ある者はブランコから。



猿「あ、本当だ。今直すよ」

元「わりーな、ずんだグリーン」

猿「いいよいいよ。気にしないで」

政「おい、ずんだ」

猿「なに。どうしたの?」



ある者はトイレから。



政「なんか、織田信長が言いたそうだぞ」

織「貴様ら何者よぉ?」

『やべ、自己紹介してないや』

政「こりゃ、武田司令官から怒られちまう。さっさと自己紹介しようぜ」

『レッド、出番だよ』

真「承知いたしました!」



そしてある者は砂場から。
こうしてすでに着替えを終えたレンジャー5人がそろった。
何故か起きた拍手の嵐の中、自己紹介を始めた。



真「某は、糖分の象徴、いちごじゃむれっどでござる!」

猿「オカンの象徴………………。俺様、オカンの象徴じゃないんだけどな………。とにかく俺様は、ずんだグリーン」

『あんこはこしあん派!愛の象徴、桜餅ピンク!』

元「冬でも夏でも何故か乳首出しキャラ!アニキの象徴、グレープジュースバイオレット!」

政「青いお菓子が食べたいなら南蛮に行きな!Japanにはないんだぜ!ノーマルブルー!!」




「「「「『5人そろって戦国戦隊バサレンジャー!!』」」」」



自己紹介を聞き終わった織田信長はシーソーからゆっくり降り、レンジャーの前に出てきた。



織「ほー。貴様らが有名な戦国戦隊バサレンジャーか」



品定めをする織田信長。
いきなり政宗が前へ出た。



政「そうだぜオッサン。なんだなんだ?怖じ気ついたのか?」

『どうだ。参ったか』

猿「いや、まだ戦ってないから」



織田信長はニヤリと笑った。



織「ハーハッハッ!!何を言うのかと思えば!ただの強がりではないか!この織田信長が怖じ気ついた?何を言っているんだ貴様ら!!」

猿「こら!ブルーとピンクには散々言ったでしょ!相手をキレさせちゃいけないって!」

政「『sorry,OKAN』」

猿「無理にOKANじゃなくていいから。カタカナでいいから」

真「お館様ぁぁぁぁぁぁ!!」

猿「ちょ、うるさi 織「なんという力なのだ………。我の腕時計を吹き飛ばすとは………。やるなイチゴジャムレッド」えぇぇぇ。なんで腕時計?ってか旦那すごくね?」

元「おい、見ろよ桜餅ピンク!ダンゴムシだぜ!」

『ちょ、やべーなそれ。超レアじゃね?メッチャ丸まってるんですけど』

政「なぁなぁ、触っていいか?」

元「もちろんだぜ!」

猿「ちょ、いい大人がダンゴムシではしゃがないで戦えよ!!」

『ただ単に、はしゃいでるように見えるかね?』

猿「うん」

元「これはただのダンゴムシじゃないんだぜ!」

政「これは投げるために集めた賢者のダンゴムシだ!!」

猿「それ、ただのダンゴムシだから!!」

『くらえ!』

猿「あんまり意味なi織「ぐあぁぁぁ!!」えぇぇぇ」

真「よくやったでござる!あとは某に任されよ!」

政「さっさと決めてこいイチゴジャムレッド」

真「覚悟されい、織田信長ぁぁぁ!!」

織「是非もなしぃぃぃ!!」

猿「俺様、ツッコミしかしてなくね?」




ついに始まった織田信長との戦い。
果たして世界は誰の手に?

そして、ついに反抗期に突入してしまったホンダム。
徳川の依頼でホンダムを素手で止めることに。
そんなことはできるのか?
武田司令官より支給された軍手(滑り止め付)を装着し限界に挑む戦国戦隊バサレンジャー。
次回「荒れるホンダム〜俺だってたまには肩に乗ってみたい〜」
お楽しみに!





※次回の放送日は未定です。

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