ネギまSS

□チャレンジカップリングシリーズU
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「はぁ〜…」


部屋の窓から空を見上げながら、溜め息を吐いた。
キラキラと輝く星が羨ましい…


「あたしってダメだなぁ〜」

「あら?何がダメなのかしら?」

「わぁっ!?」


突然後ろから声をかけられ、慌てて振り向いた。


「なんだ、ちづ姉かぁ〜」


そこに居たのは、同居人。
にこにこと優しい笑顔でこちらを見ていた。
顔が熱くなるのを感じて顔をそらす。


「悩み事?」

「いや…うーん」


ちづ姉には…言えないよ。
だって…


「人に話せば楽になるかもしれないわよ?」

「うーん…その〜」

「ん〜?」


なんか、誤魔化せそうにない…気がする。


「えっと…その、ち、ちづ姉?」

「なぁに?」


相変わらずにこにこと笑いながら、こっちを見ている。
ふぅ〜っと一息ついてから、


「ちづ姉は…星になってみたいって思ったことない?」

「星?…夏美ちゃん死んじゃうの?」

「えぇっ!?違うよ〜(涙」


クスクスと笑いながら、そんなことを言ってしまう。
どこまで本気なのかわかんないよ〜(涙


「ん〜そうね…あるわよ?」

「えっ!?ホント!?」

「キラキラしてて綺麗で、あんな風に輝いてみたいって思うわね〜」

「だよね!?…はぁ〜」


ちづ姉でもそんな風に思ったことあるんだぁ〜。
でも、ちづ姉は今のままでも十分輝いてるよ…


「夏美ちゃん?」

「何?」

「なんで、お星様になりたいの?」

「えっ?」


なんで…?
それは、だって…


「あたし、目立たないし…あ、別に目立ちたいから星になりたいわけじゃなくて!」

「それだけ?」

「いや、その…」


言いたい言葉が溢れてきてしまそうで、下を向いた。
言えないよ…
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