ネギまSS
□*Number*
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今日もこない貴女からの電話。
「もう…せっちゃんのバカ」
修学旅行を経て少し仲が進展したと思った。
携帯の番号も交換して、いつでも電話かけてって…
「はい。…ってゆうたやん」
何日たってもかかってこない。
なんか悔しいからこっちからはかけたくない。
「なんで、電話こないんかなぁ…」
−ガチャ−
扉の開く音がした。
「アスナおかえり〜今日は早いなぁ」
返事がない。
疲れてるんかな…?
「アス…」
振り向いてみると、いるはずのない人が。
「せっちゃん!?」
「すみません。何度もノックしたのですが、返事がなかったので…」
でも、鍵が空いていたので…と続けた。
口をパクパクするも、声にならない。
なんで、せっちゃんが…!?
「あの…隣よろしいですか?」
「え、あ、うん…」
失礼します…と腰を下ろす。
ふわりと懐かしい香りがした。
なんだか照れ臭くて顔を見れない。
「あの…お嬢様」
「な、なに?」
声が上擦っている。
恥ずかしい…
「やっぱり怒ってますよね…?」
「え?」
少しシュンとした声で呟く。
「その…せっかく教えていただいたのに、、、」
「…電話のこと?」
「はい…」
緊張した顔でコッチを見る。
その表情があまりにも可愛くて…
「そやな〜すっごく怒ってる」
「!!!…ですよね」
いじめたくなる♪