ネギまSS
□チャレンジカップリングシリーズU
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「ん〜」
「?」
「夏美ちゃんは、お星様にならなくても十分輝いてると思うわよ?」
「え?…っ/////」
思いがけない言葉に顔をあげる。
と、さっきより顔が近い距離にあった。
「私は今のままの夏美ちゃんが好きかな〜」
「ち、ちづ姉っ/////」
ふい打ち。
そんな顔で見ないでよっ
「こんなに可愛い子が遠くに行っちゃったら私、寂しいなぁ〜」
「っかわいくなんて…ないもん」
うつむく。
そう、あたしは可愛くなんてない。
ちづ姉みたいに、胸もないし…
そばかすだって…
「夏美ちゃん?容姿も大切だけどね、中身はもっと大切なのよ?」
「中身?」
「夏美ちゃんは、人としてとっても輝いてるわ♪」
「ちづ姉…」
「私は、そんな夏美ちゃんの全部が可愛くて好きなのよ?」
「あたしも…」
途中まで言って、ハッとする。
でも、もう言葉は止まらなくて…
「あたしも、ちづ姉がスキだよっ」
「あらあら♪両想いね♪」
意地悪っぽく笑いながらギュッと抱き締めてくれた。
ちづ姉の腕のなかは安心できて、なんだか自分の悩みがとても小さく思えた。
「ちづ姉?」
「な〜に?」
「ありがと////」
「ふふっ♪どういたしまして」
そっと抱き締め返すと、ゆっくり頭を撫でてくれた。
空に輝く星になりたかった。
でも今は、あなたの一番星になりたい。
ずっとあなたの傍で輝いていたい。