ネギまSS
□SNOW SMILE
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「お嬢様」
「なーに?」
ニコニコと…いや、もうちょっと意地悪っぽく笑いながらコチラを見る。
私は自分の首に巻いてあったマフラーを、彼女に巻き直す。
「ど、どう…ですか?」
「ん〜…おしい!」
「おしい?」
「こうした方が〜」
と言いながら、半分を私に巻く。
長めのマフラーだが、さすがに二人で巻くと…
「ち、近いですっ/////」
「暖か〜い♪」
なんだか満足そうな御様子。
「せっちゃん」
「は、はいっ」
「さっきのは、100点やったよ♪」
「さっきの?」
いつの間にか離れていた手を握り直しポケットの中へ。
「ちょっと、ドキドキしたわ〜」
「す、すみません////」
自らの行動を思い出し赤面。
自分らしからぬ行為。
でも、自然にできた事。
「暖かいなぁ〜♪」
「そ、そうですね////」
というか、私は熱いです…
顔の熱がなかなか引かない。
目を合わせられなくて不自然に横を向く。