ShortStory
□拍手文まとめ
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三人デートINカラオケ
「どーして〜♪♪」
「「…………」」
「…なぁ、コウ、あれ解ってると思う?」
「解ってねぇだろ。解ってたら鬼か?あいつは」
「あはは…小悪魔ちゃんかな。」
「君が幸せであること〜ただ祈ってる〜♪♪」
「(パチパチ)珍しいな。男の歌、歌うなんて」
「この前カレンちゃん達と行った時にカレンちゃんが歌っててねっかっこよかったから、覚えたの!」
「…花椿か…」
「余計な事しやがって…」
「コウくんもルカも嫌いだった??」
「ん〜嫌いっていうか…なぁ、コウ」
「んで俺にふんだよ…ハァ…別に嫌いじゃねぇよ」
「ほんと?」
「そうそう!…綺麗事並べんなって思うけどな…(ぼそ)」
「よかったぁ。あ、じゃあ今度二人で歌ってくれる?」
「「パス」」
「えぇ〜…」
「縁起でもないから。絶対やだ」
「おぉ、死んでも歌わねぇ」
「むぅ…」
毎日毎晩募ってく想い
溢れ出す言葉 解ってたのに(もう届かない)
僕じゃない人の隣で 祝福されてる姿を
僕はどうやって見送ればいいのだろう?
「シャレにならねぇ…」
「…いっそのことコイツ養女にして、桜井名乗らせちゃう?」
「…候補にいれとくか」
「二人で何話してるの〜?私も仲間に入れて?」
「「はぁ…」」
「??」
(とりあえず、この歌唄った奴が憎い…)
(同感。)