そよ風の通り道

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「今戻った。マスターはおられるか?」





「おかえり、マスターは定例会よ」




緋色の髪をなびかせ入ってきたのが、妖精女王こと

エルザ・スカーレット。





ミラの受け答えに目を伏せる。



うん、こーゆーことは綺麗なんだけどな…



こーゆーとこは!!





「そうか…」

マスターがいないことにちょっと不安そう。



そんなこんなで

なんかでかい物をギルドの中心におく。
何なんだ?





「エルザさん、そのバカでかいものはなんですかい?」



うわー、
尋ねるなんて、なんとゆう勇気の持ち主なんだ!


君は!!!!






「これか?これは、討伐した魔物の角だ。
地元の者が飾りを施してくれてな、ここへの土産にしようと思ってな」




お、おぅ…。


マジでやめてくれww
エルザのイメージがどんどん怖くなる。



本人の前で言えないから心でつぶやく。
いわゆるツイートww



「迷惑か?」

『うわ、何も言わせないあの目だぁ…』




相変わらずです。




「それよりお前たち!!
また問題ばかり起こしているようだな。
マスターが許しても私は許さんぞ!!」






うぅ、今帰りましたなんて…言えない!!!

言えるわけがない!!






「な、なに、この人」

「あい、エルザです」

『あたし、なんで今日に限って帰ってきたんだろう…』

「暗っ!!?」

はは、暗くもなるよね。




だって…


あれだよ??



あたしはギルドの中心に目を向ける。。。




「カナ!何という格好で飲んでいる!!」

それはあたしも同感。

「ビジター踊りなら外でやれ」

この状況で踊れるあなたに拍手をあげたい。

「ワカバ、吸い殻が落ちているぞ!!」

お、おぅ
よく見てんな…。




「まったく世話が焼けるな。今日のところは何も言わずにおいてやろう」




うん
いろいろ言ってたよね?




あ、今さ
なんとなくルーシィと同じ気持ちになれた気がする!!




ちょっと感動!!




そんな感動に浸っいると…





“ぱちっ”


はっΣ
目が、目がぁぁぁぁぁあああ!!!


今、目が合っちゃったよ!!!



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