そよ風の通り道
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「客も運転者も全部降ろせ〜い。この列車は鉄の森が頂く」
カゲと一緒にいると、変な集団が乗ってきた。
これが、鉄の森?
そして、なんと!
目の前では怪しげな(?)取り引きが!
『ちょっと、ちょっとー! 麻薬の取り引きは法律で禁止されてんだぞ!』
んにしても、気持ちの悪い笛だこと。
まさか……
あ、あの中に薬が!?
「よくやった、カゲ」
わぉ、カゲって本名だったんだ(*゚д゚*)
びっくらこいーた!
「で、カゲ。コイツは?」
…白髪のいかにも親玉ってヤローがあたしの前に来て、あたしを顎でしゃくる。
『あんたが、オルゴールか?』
あたしは、親玉らしき人物を下から睨みあげる。
「は?」
『だから、あんたが鉄の森の親玉のオルゴールか?って聞いてんの』
「…エリゴールだ(怒)」
ほよ?
あはは〜wwこりゃ失礼ww
「妖精(ハエ)です。おそらく、妖精の仲間だと」
「妖精だぁ?」
なんか、妖精って略されるのやだなぁ。
しかも妖精と書いてハエって読むのもいただけない。
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