それでも気ままに。
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「なぁ、エースー…。
オレ…ここ嫌い…。」
「んな、文句言うなって。お、飯だ!」
―アブラナ王国 港町「ナノハナ」―
「…鼻がもげる。臭ェ…」
なんなんだ、この匂い!!
くそ、猫って苦労してんだな…
鼻より耳の方がいいけどさ。
エースの近くにいたら余計に匂いがきつくなるのは重々承知だ!
あの野郎、オレの嫌がること喜んでしてくるんだから
てなわけで
エースとはあとで落ち合うことにして一人でこの町を散策することにした。
って、どこに行っても臭い。
ブラブラしてると前方にきれいなおねーさんが。
「あれって踊り子の衣装??」
こんな町中に踊り子なんているんだな。
しかも2人も。
ん? 男連れ??
そーだ!!
この前、船で教えてもらったナンパってやつを試す時だ!!
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