小説(SKET DANCE)
□年下の男の子
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「!」
「…でいい」
「えっ?」
「希里でいい」
まっすぐにヒメコを見つめる希里。
「っ…///」
ヒメコは一気に顔が熱くなるのを感じた。
「あ、…うん。」
「ぷっ、赤くなりすぎ」
「!!?」
希里の大きな手がヒメコの頬に触れる。
「じゃあな、一愛」
くしゃっとヒメコの頭をなでて希里は教室を出ていった。
足音が聞こえなくなるまで呆然としていたヒメコは、力無くその場にへたり込む。
「そんなんされたら…気になってまうやん、アホ」
2人の恋はまだ始まったばかり。