さん
□F+M
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朝から今まで部屋から出てこないメタルを不審に思い様子を見に扉を開ける。
只今、夜の11時。
もう一回言うがメタルは朝から今まで部屋から出てきていない。
「メタル…?」
奥へ進めばこちらに背をむけベッドに横たわるメタルの姿が目に飛び込んだ
呼んでもピクリとも動かない
不安になり、肩に触れればゆっくりとこちらに振り返る
「…メタル?」
「フラッシュ…」
目は虚ろで汗が酷い。
普段隠されている口元はあらわになり薄く開いて浅い呼吸を繰り返していた
「な、どうかしたのか!?」
「フラッシュ、」
手首を掴まれじっと見つめられる。
起動音が酷い。
視覚センサが動くたびキュイキュイと悲鳴をあげる。
何をした。何をしたんだ
…まさか
「お前っ…」
「俺とお前の秘密だ、
…誰にも、言うな」
メタルの頬を水が撫でる。
呼吸は先程より酷い。
なんで、こいつは、
「秘密だ…」
メタルがベッドに崩れ落ちた。