さん

□FQ
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「さみぃ」

「はぁ?」

「まじさみぃ…」


そこまで言うほど寒くない俺は一体どうしたらいいんだろうか


「おい、フラッシュ大丈夫かよ」

「さみぃ…」

「ちょっと待ってろ、メタルよんでくる」


縮こまってカタカタと震えてる姿から本当に寒いんだと改めて確認する。
急いでメタルを呼んでくるしかなさそうだ





















「これは…」

「なんだよ」

「フラッシュ、最近いつ寝た?」

「…たぶん、一週間…前」

「馬鹿者、俺達は普通のロボットとは違うんだぞ?備わっている機能すべてに何かしら理由があるのもお前はよく知っているはずだ」

「ごめん…」

「…休息不足と電子の酷使によるウィルス増殖。人間でいう風邪程度だ、こじらせればただでは済まないがな」

「ウィルス!?ヤベェじゃねぇかよ…」


さっきより状態は悪化している。
機体はオーバーヒートしてんのに、フラッシュ本人は寒い寒い言ってる。

すげぇ辛そうで、できることなら変わってやりたかった


「自業自得だな。」

「…治んねぇのか?」

「こいつ次第だ。ウィルスバスターを毎日更新するはめになりそうだがな。」

「俺もなんか手伝う!!」

「頼もしいな、とりあえずフラッシュを部屋に戻す作業からだ」


俺とメタルはフラッシュを抱えて部屋に向かった




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