よん

□R+CR
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俺は製造されてからずっと独りだった。
今もこの先も独り。

だから自分のオリジナルが物凄く憎い
お門違いって言うやつもいるかもしんねぇけど、ぶつけようのない気持ちは必ず根源であるものに向く。

でもやっぱり所詮コピー。
オリジナルには敵わない。

正義っていろんなやつからちやほやされて、
回りにたくさんの人がいて、

同じ存在なのに、こんなにも違う。

「なんだよ、はやく撃てよ」

「…君はどうしてそんな悲しそうな目をしてるの」

「お前には関係ない」

「でもぼくは君だよ」


しらっと言うこいつが気に食わない
なにが"ぼくは君だよ"意味わかんねぇ


「残念ながら俺はお前みたいに回りに"仲間"だとかそういうものはいないんでね、惨めでしかたねぇからそうみえんじゃねぇの?」


なにが正義だ
結局はただの偽善。


「いいよなお前は、
いろんなやつから正義だのいい子だの言われてちやほやされんだろ?
同じ顔なのにここまで違うんだぜ?面白いと思わねぇ?」

「…自分だけが、孤独だなんて思ってるの…?」

「あ?」


ロックマンは大きな瞳に涙を溜めて俺を睨んでいた


「ぼくは好きで闘ってるんじゃない…

君ばっかり辛いなんて思わないでよ!ぼくだって…つらいのにぃ…っ」


正義
弱音も吐けなければ負けることも許されない。


「ずるい…ずるいよ…」


泣き崩れるオリジナルをみて俺は何もいえなくなった




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