いち

□F+Q
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※ナンバーズは2機づついる設定
オリジナルとコピーは待機しているフロアが違います

全体的に俺設定注意。





何となくふらふらと外を歩いていたら見たことのある背中を見つけたが、
どこか雰囲気が違う。
なんか、大人びてみえる、まさか


「おい、いい感じのクイックじゃねぇか…コピーの方か?」

「あ…?お前、フラッシュ…いや、オリジナルの方か」


振り向いたそいつはオリジナルよりも大人びた顔をしていた、まさに綺麗と言う言葉が合う顔だ


「やっぱりコピーか、ここで会ったのもなんかの縁だこれからデートでもいかねぇか?どうせ暇なんだろ?」

「よく喋るんだな、オリジナルの方は…いいぜ、暇だしな」
「マジか!!…俺そんな多弁か?これが普通なんだが…嫌いか?」

「いや、こっちのフラッシュとまた違くていいと思うぜ?」


クスクスと笑うクイックにコアが小さくなみつう。


「素直だなお前、うちのとこのクイックとは大違いだ」

「素直…?そんなこと言われたの初めてだぜ、ありがとう」


首元をおさえ、少し目を見開いて照れるものだから、素直に可愛いなんて思ってしまう。


「めちゃくちゃ素直だろ、可愛いなお前」

「…それも、初めて言われた」

「はぁ!?マジかよ、お前の方の奴らは見る目ねぇなー」

「まぁ、俺が攻め側ってのもあるのかもな。お前も攻めっぽいな」

「まぁ正解だけどな」


さっきもそうだが、どうやらこのクイックは照れると首元を手でおさえる癖があるようだ。

なんつうか、クイックが攻めっつーのは何か違和感があった。


「で、どうすんだよデートしねぇのか?」

「あ?そんな行きたいのか、何処行きた?」

「ここで会ったのもなんかの縁、だしな…そうだな、甘いもんくいてぇ」


悪い笑みを浮かべてやれば、相手も似たような笑みを返して来る。

どうやら、どのクイックも可愛さは共通のようだ。


「なら俺がクイックとよくいく店でも行くか?うまいぜ!」


俺がそう返すとクイックはキョトンとこちらを見ていた


「お前は…子供っぽいとか言わねぇんだな…」

「んぁ?その無邪気さが可愛いんだろーがよ、おら行くぞ?」

「…行く」


手を差し出せば少し頬を赤くして例の如く首元をおさえれば、控えめに手をおく

なんだか凄くむず痒くて、
でも逆にそれが心地好く感じて、


馬鹿みたいに愛しく感じた


「さぁ、今日はまだ始まったばっかりだ」


ニィっと笑いかければ、クイックもにこりと笑い返してくれた。



俺がこいつにおちるまで5秒前_



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