BASARA−短し夢

□カラオケに行こう!!
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よく晴れた日、駅前で3人の男が立っていた。
一人は右目に眼帯を付け、携帯を弄ってる青年―政宗の隣では、無表情に若干、苛立ちを滲ませ本を読んでる青年―元就。
もう一人は、政宗と逆の目に眼帯を付けた青年―元親は必死に隣でイライラしながら本を読んでいる元就を宥めていた。

その時、前方からこの3人に駆け寄ってくる2人の青年がいた。
そして、駆け寄ってくるなり、赤を基調とした服を着た青年―幸村が息を整えた後口を開いた。

「すまぬ、政宗殿!約束の時間に遅れてしまい…」

「ごめんねーなかなか旦那が起きなくてさー」

「Don't worry!予約の時間にはまだ間に合うからな」

そう言うと幸村と飄々とした緑を基調としたオレンジ色の髪をした青年―佐助はほっと溜息を吐いた。
だが、納得いかないものが一人――

「十分も遅れるでないわ、あほが」

「まぁまぁ。そんなカリカリすんなよ元就」

そう元就だった。それを慌てた様子で宥めるのが元親の役目だった。

「じゃ行こうぜ!partyの始まりだ!!」

そして、5人は目的の場所に向かって歩き出した…――。
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