大海原大航海日記

□B・W
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『ねェ!悪いんだけどさ…』


イガラッポイ『!?』


『ルフィたち寝かせといてあげてくれない?』


『昼間の航海でみんな疲れてんだ』



頭上から聞こえた2つの声に、
男たちが振り返って見上げれば――…



『『Σ!?』』



月を背に、
剣士と竜が自分たちを見下ろしていた







ガチャ!




『Mr.8!ミス・マンデー!いつの間にか腹巻きの男と女が1人、部屋から逃げ出して…!』



島民の1人が、
慌てたように部屋から出てきた



『えぇ、あそこにいるわ』


イガラッポイ『貴様ら・・・完全に寝込んだはずじゃ…!』


ゾロ『剣士たるもの、いかなる時も油断しすぎるようなバカはやらねェもんさ』


セルシア『こんなあからさまに怪しい島で、安心して寝れるわけないじゃない』



そう言って、
2人は眼下にいる賞金稼ぎたちを見渡した



ゾロ『つまり、こうゆうことだろ?ここは賞金稼ぎの巣!』


セルシア「ふふっ、私は風のうわさで聞いたことがあるんだよね
貴方達の会社名」

ゾロ『賞金稼ぎ、ざっと100人ってとこか・・・相手になるぜ、バロックワークス!』


イガラッポイ『Σなぜ我が社の名を!?』



誰にも知らないはずなのに…!



ゾロ『むかし、俺も似たようなことをやってた時にお前らの会社からスカウトされたことがある』



ゾロ『あぁ…ま、当然ケッたけどな』



社員たちは、社内で互いの素性をいっさい知らずコードネームで呼び合い…



ただ、忠実に指令を遂行する犯罪集団バロックワークス



ゾロ『へっ、秘密だったか?』



ニヤリと口角を上げるゾロ



イガラッポイ『これは驚いた・・・我々の秘密を知っているのなら、消すしかあるまい』


『『・・・。』』


イガラッポイ『また2つ・・・サボテン岩に墓標が増える』




冷たい風が、
両者の間を吹き抜ける
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