〜短編〜
□それが僕にできる唯一のこと
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※死ネタです
君がいなくなってからもう、一週間もたってしまった。
皆はもう平然と君がいなくなったことを受け入れている。
でも、僕にはそれができない。
君を忘れて生きていくことなんてできないよ。
でも、確実に僕の身体は君のぬくもりを忘れていく。
神だとか言って結局、君を守れなかった罪悪感も。
君の声も。
君の笑顔も。
だんだん薄れ、そして消える。
無くならないのは君がいなくなったという事実と、君の過ごした時間だけ・・
それでも僕は、君を生涯
愛すると誓いたい。
今度は人間として・・・
それが僕にできる唯一のこと
(これから先も)
(君しかいないんだ。)