〜短編U〜

□夏休みの宿題
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円堂「ああぁぁぁ・・・もう!

終わんねぇ!!」



吹雪「落ち着いてキャプテン!


まだ始めてから三分だよ!!」



円堂「吹雪ぃ・・やっぱサッカーだよ。

サッカーやろうぜ!!」


吹雪「こればかりは洗脳してもダメだよ。」


鬼道「どうしたんだ?」


豪炎寺「これは読書感想文か・・?」


円堂「あ、フィフスセクターの手に落ちた二人。」


鬼道・豪炎寺「・・・。」




夏休みの宿題




吹雪「ホントだ。何しに来たの?」


豪炎寺「待て、俺たちを悪役にしたまま話を進めるな。」


円堂「だって事実だろ?」


鬼道「まだ、そうと決まってはないだろう!!」

豪炎寺「鬼道の言うとおりだ。」


吹雪「黙れG。」


豪炎寺「・・・。」


円堂「二人とも公式で発表されているくせに何言ってんだ!」


豪炎寺「いや、俺はまだ・・」


吹雪「君以外にだれがああなるっていうの?

兄弟がらみの話題とか君以外にありえないでしょ。」



豪炎寺「俺だったら兄弟じゃなく、妹の話をするぞ?」


鬼道「わかる!!わかるぞ!!豪炎寺!!」


吹雪「うるさいよ!!二人とも!!

キャプテン向こう行こう、こんなバカと一緒にいたらバカがうつっちゃう。」


円堂「そうだな。吹雪。」


鬼道「まて、そう邪険にするな。

せっかく読書感想文を手伝ってやろうというのに」


吹雪「こないでよ。豪炎寺菌がうつる。」


豪炎寺「豪炎寺菌ってなんだ!虐めだろこれ!!」


円堂「豪炎寺に人権はないから問題ないぜ!!」


豪炎寺「鬼道・・お前は違うよな?」



鬼道(黙って目をそらす)


豪炎寺「・・もういい。」


吹雪「冗談だよ。で、キャプテンは何の本の感想文を書いてるの?」


円堂「走れバルスっていうやつ。」


鬼道「なんだそれは?思いっきり名作とラ○ュタ崩壊の呪文が混ざっているが。」


豪炎寺「明らかにそれは「走れメロス」だろ。」


吹雪「題名覚えてないのに感想書こうとしてたの?」


円堂「だってサッカーやりたいからな!」


鬼道「これは確実に教師に呼び出されるパターンだな。」


豪炎寺「そうだな。書くならこっちにしろよ。」


ばんっ。


吹雪「「○の妹がこんなに可愛いわけがない」・・・豪炎寺くんの脳の腐り具合には目を見張るものがあるね。」


豪炎寺「これのどこが悪いっていうんだ!!」


鬼道「そうだ!俺もこれで読書感想文を書いたんだぞ!」


豪炎寺「分かるか鬼道、この作品の素晴らしさが!!」


鬼道「勿論だ!!」



吹雪「二人とも読むならやっぱりこんなのがいいよ!」


ばんっ!


鬼道「「拷問するなら、○れるなら 」ってなんて本を読んだんだ!!」


吹雪「いいでしょ?実用的で。」


豪炎寺「全然、実用的じゃないだろ。誰に使うんだ!?」


吹雪「豪炎寺くん(ニコッ)」


豪炎寺「これはマジでヤバい気がする・・・。」


円堂「できたっ!!」


鬼道「本当か円堂!!(良かった、話の流れが変わって本当に良かった!)」

吹雪「じゃあ、僕が読んでみるよ・・・えーっと


キャプテン」



円堂「なんだ?」



吹雪「これ、「走れワロスww」になってるよ。」
 

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