旧作置き場

□7.
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躯を重ねると、自身の想像など取るに足らないものだと痛感した。



男を誘うような、巧みな仕草や視線、その表情に、

釘付けになった。




犯して、と耳元で囁く声。


白い双脚の付け根には、確かに存在する男の証。


しかしそれは本当に男のものかと疑うほどに艶やかに熟れ、紅に染まっている。



すぐ下には丸い2つの膨らみがあって、


それを越えれば、
拡げられる瞬間を今か今かと待ちわびる彼の秘蕾が露になる。



「拡げてみせて・・・・」


指先を舐めて濡らし、「ここを拡げるんだよ」と教えるようにぴたぴたと軽く叩く。



「んっ、ぁ・・・ぅ・・・・」



肌が触れ合う度に小さく身震いして喘ぎ声を漏らすジェジュン。



股を閉じてみせるが、そこはちっとも隠れない。


結局は、膨らんだ性器を挟んで圧迫し、自慰をしているに過ぎないのだ。



「こら、自分でしないで?」


「だって・・・だって・・・・・

ゆの、全然触ってくれないっん・・・・」



膝を抱えて見上げる姿は、まるで幼い子のようだ。


その、厭らしい躯だけを除いて。




「して欲しい時はどうするのか、教えてあげたでしょ?」


「っ!やだっ・・・・・!」


「言うこと聞けないの?


そんな子は、

おしおきしないと・・・・・」



「・・・・・・・っ、」



「ジェジュ・・・

ほら、おしおきだよ・・・?


おしおきする時は、

どんな格好をしなきゃいけなかった?」



ジェジュンの眼が潤む。


「・・・・・っ」



震えるため息がふっと吐き出され、ゆっくりと躯を反転させて四つんばいの姿勢を取った。



「そう・・・

わんわんのカッコ、するんだよね・・・・・」



言わなくてもいい事をわざと口にするのは、

どちらが上か、主なのかを再度教え込ませる為だ。



突き出した臀部を撫でながら、優しく問い掛ける。


「ジェジュ・・・・

次は、どうしなきゃいけなかったっけ・・・・・?」



小刻みに全身を震わせながら、ジェジュンがゆっくりと後ろを振り返る。



「っ・・・・・ゆ、の・・・・・


じぇじゅ・・・・

言うこと・・・聞かなかった悪いコなの・・・・・」


「そうだよ・・・

ジジはすっごく、悪い子・・・・・

そんな子は、どうされないとダメ?」


「じぇじゅ、みたいな子は・・・・・

ご主人様に、


おしおき・・・されないとっ」



「どんなおしおきがいいかな・・・

ジェジュに選ばせてあげる・・・・・・」



眼の奥に揺らぐ欲望の影。


「・・・ん・・・・・


ゆの、ゃ・・・・・おしり・・・・・


たたいて・・・」



「ふふ・・・いい子だよ・・・・・」


さすっていたその手を振り上げて、平手で尻を打つ。



「っあん!」



身体がびくっと跳ねる。



ぱんっ!



「ひぁんっ!」



叩く度に、悲鳴のような喘ぎを漏らす。



うつ伏せにさせて両手を後ろ手にして拘束し、

紅く腫れ上がるまで何度も尻を打った。



「っ、いぁ!ひ、ぅ!」


「悪い子は、だれっ?」


「じぇじゅがっ、わるい子なのっ・・・!っあん!

ゆのっ、もっと、

もっと、おしおきっ・・・


してぇっ・・・・・!」



白い肌に点状の内出血が浮かび上がってきたころ、ジェジュンの下肢がガクガクと震え始めた。



そのうち一人で達してしまうに違いないとわかっていた俺は、

限界まで勃っていた彼の根元を、指できつく締めあげた。



「っ、あぁんっ!いやぁ!」


「誰だ、おしおきで感じてる子は」


「ああんっ・・・・


ごめんなさぃ・・・ごめんなさ、ぃ・・・

いっぱい謝るからぁっ・・・


手ぇ、離してぇっ・・・」







厭らしく甘える彼に、無理矢理挿入する。



「っ!うぅー・・・っ!」



「っく、ぅ・・・!」



最奥までねじ込んで襞を押しつぶすと、

後腔がきつく収縮した。



せりあがる快感にたえきれず、中に射精する。



「ジェジュっ・・・、わかる?

お腹のなか、出てるの・・・」



「あ、ぅ・・・・んっ・・・・・

ゆゆの、いっぱい・・・・・


あ、あっ、


きもち、ぃ・・・・ん・・・、


ゆのゃ・・・イキたいよぉ・・・



や、だぁ・・・


まえっ・・・

ぎゅぅ、しないでぇっ・・・・



っ、んーっ・・・!」



指を離してやると、ジェジュンの先からは勢いよく精液が吐き出された。




肉が波打つ。


中で猛ったままの男のものを再び確認して、

更なる快感を得ようとしているのだ。



根元まで埋めてしまっているのでこれ以上挿入るわけもないのに、もっと奥に引き込もうとする内壁の動きや、

その一方で、力んで中から追い出そうとする肛門部付近の動きもあり、


目まぐるしく変わる胎内に翻弄される。



「ゆのゃっ・・・・」


「ん・・・・・?なぁに?」




顔を寄せると、ふぅっと吹き掛けられる甘い吐息。



ふるっと身震いした時、

首筋に歯を立てられた。




じゅぅっと血を啜られ、


耳のピアス穴を、舌先でくりくりといじくられる。





ふふっ・・・・・・




彼が嗤う。



「っ・・・・・!」



突飛ばされてベッドに仰向けにさせられる。



一旦体は離れたが、

彼はすぐさま跨ってきた。




他の人になんか、

触らせないで。




みんな、ゆのを好きになっちゃうから。



だけど、

ゆのは俺のものでしょ?





別の人に
手なんか出したら、


殺しちゃうから。




ぜーんぶ。


ぜーんぶ、

俺のものだからね・・・・・







紅くぬめった舌が、

闇の中で妖しく光る。




あぁ、捕まった。



もう逃げられない。




閉じ込められてしまった、


甘く淫らな、籠の中に。




繋がれてしまった、



官能と性欲が塗りたくられた、

一生千切れる事の無い、


束縛の鎖に。






→おしゃべりです。
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