あれ、こんなところに人間とは珍しい……どうしましたか?
――紅魔館に入りたい?
ふむ……。
わかりました、では僭越ながら私、紅美鈴が御案内を――
“ザクッ”
あら、門番が門を離れて、何処へ行く気かしら?
さ、咲夜さん!?
お客様の案内はメイドの仕事。門番は門で立ってなさい。
はっ、はい!!
―――――
お見せ苦しいものを見せてしまい申し訳ございません。
此処から先は私、十六夜咲夜が御案内させていただきます。
本日はどういった御用件でしょうか?
大図書館
へ本を読みに……。
画廊
へ絵を見に……。
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