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□睡眠不足
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朝だ。
私はゆっくりと起き上がる。
…最近なんだか眠れないなぁ。
朝から疲れた体を引きずりながら、出勤の支度に取り掛かる。


「あきひちゃーん!おっはよー!!」

突然元気な声が降ってきて、神谷さんが私の目の前に飛びだしてきた。

「あ、おはようございます!」

私の顔を見て神谷さんは眉を寄せた。

「…どうしたの?お疲れ気味?」
「そんな事ないですよ?」

しかし私の答えに満足しているようには見えない。

「あんまり無理しないでね!疲れた時は継ちゃんみたいに遊びに行っちゃえばいいのよ!」
「それは…まずくないですか?」

「そういうノリでいいのよ。でも、まぁ…有給の申請ぐらい自分で出来るでしょ?」
「…一応。」

乗り気じゃないけど。
私は乾いた笑いを漏らす。
すると神谷さんは腕時計に目をやった。

「あ、もうこんな時間!引き留めちゃってごめんね!お互い頑張ろうね〜!!」

と、言いながら走って行ってしまった。
疲れてるように見えるかな…。
私は顔のリンパマッサージをしながら青山さんの部屋へ向かった。
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