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□朝はパンです
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「朝から大将の姿を見るなんて久しぶりだよ〜!」
猿飛くんは観葉植物の陰で千鳥さんを見つめている。
その後ろから顔を出しているのは神谷さん。
「…しかもサンドイッチを食べてるわ。今日って何かイベントあったかしら?」
そう言って隣に立っている私を睨む。
「千鳥長官に変わった様子は無かった?」
「特に無いですよ。」
私はもう少し二人の様子を見ていたかったが、コーヒーの乗ったトレーを持って千鳥さんの正面に座った。
「朝の食堂もたまにはいいね!」
千鳥さんは嬉しそうだ。
私はサンドイッチを口に運ぶ。
すると、
「おはようございます!!」
そう大声を張り上げて赤木さんが隣のテーブルについた。
「長官、ここで会うのは久しぶりですね!」
「おはよう、風太。そんなに珍しいかな?皆が僕を見て囁いているけど、その分だと悪口では無さそうだ。」
千鳥さんは満足そうに頷く。