□確認
1ページ/3ページ

千鳥長官はお風呂から出てくると、ベッドに座りノートパソコンを開いた。
まだ仕事が残ってるのかな?
しかし今夜は千鳥さんが寝室に入ってきた時間が遅かった。
今日は忙しいんだ。
一人で待っていた時間が長かった分、寂しい気もするけど…仕事なら仕方ない。

「千鳥さん、私…眠いです。」

「春だからね、どれだけ寝ても眠いかもしれない。」

「夜だから、です。」

千鳥さんはこっちを向いてくれない。

「自分の部屋で寝ます。…忙しそうだし。」
「駄目。」

けれど私は立ち上がった。
数歩踏み出したところで、

「あきひさん。」

立ち止まり、振り向いた。

「おいで。」

「千鳥さん…、」



「…おいで。」

ポンポンとベッドを叩く。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ