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□確認
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千鳥長官はお風呂から出てくると、ベッドに座りノートパソコンを開いた。
まだ仕事が残ってるのかな?
しかし今夜は千鳥さんが寝室に入ってきた時間が遅かった。
今日は忙しいんだ。
一人で待っていた時間が長かった分、寂しい気もするけど…仕事なら仕方ない。
「千鳥さん、私…眠いです。」
「春だからね、どれだけ寝ても眠いかもしれない。」
「夜だから、です。」
千鳥さんはこっちを向いてくれない。
「自分の部屋で寝ます。…忙しそうだし。」
「駄目。」
けれど私は立ち上がった。
数歩踏み出したところで、
「あきひさん。」
立ち止まり、振り向いた。
「おいで。」
「千鳥さん…、」
「…おいで。」
ポンポンとベッドを叩く。