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□クリスマスの予定
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「赤木さんか青山さんを誘ってみます。猿飛くんは有給取ってましたし…、」

突然、黒峰さんに手首を掴まれた。
持っていた手帳が床に落ちた。

「わかったよ、待て、行くな。」

そう言って手帳を拾ってくれた。

「そんな顔で頼まれたら断れねぇ奴らばっかじゃねーか。」

私は鼻をすすった。

「…顔洗ってから行きますから。」

「何だ、これは。」

黒峰さんは私の手帳へ目を向けた。
スケジュールの明日の部分には、黒峰さんとパトロール、と書いてある。

「スケジュール、ですけど。」
「そんなに楽しみだったのか。」

じーっと同じページを見ている。

「別にもう楽しみじゃないです。」

そう返すと、黒峰さんはニヤリと笑った。
機嫌がいい時の表情だ。

「本当に可愛い奴だな。」

そう言って私を抱き寄せた。

「明日は4時に格納庫へ来い。」
「…4時って遅くないですか?」

それに苦しい。離して欲しい。
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