規格外

□最強ヒーロー決定戦!
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「…くだらねー事してんじゃねぇよ。」

黒峰さんは読んでいた資料をデスクに放り投げた。
ホワイトボードの前で熱く説明していた赤木さんは眉間に皺を寄せる。

「くだらなくないぞ!Jガーディアンズの中で最強のヒーローを決めるんだ、もしかしたら黒峰が選ばれるかもしれないんだ!!」
「それがくだらねーんだよ、」

黒峰さんはニヤリと笑った。

「どっちみち俺が選ばれるのは目に見えてる。」

…確かに否定できない。
すると猿飛くんが小さな笑い声を漏らした。

「継ちゃんには負けたくないね〜。」
「…何だと?」
「いつもオレと接戦じゃない?」

それもそうだけど…。
私は黒峰さんと猿飛くんの間に座っているので、とても居心地が悪い。

「二人とも落ち着け。」

クールなハートの青山さんが二人をなだめる。

「そして資料をよく読め。赤木は頭の強さ、とも書いていた。」

青山さんが珍しく笑顔になった。

「私が選ばれる事も…可能性としては十分ある。」
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