規格外

□拍手ss
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「…おい、これはどういう意味だ。」

黒峰さんは私の部屋に入るなりそう呟いた。
その手に持っているのはお皿に入っている豆。
黒峰さんがこれからやって来ると聞いて、私が用意して部屋の扉の前に置いておいたのだ。

「節分の豆です。」
「それは解る。何であんな所に置いてあるんだ。」

「鬼…避けですかね。」

私はゆっくりと視線を逸らした。
効果は無かったみたい。

「俺は鬼か。」

黒峰さんはちょっと機嫌が悪くなったようだ。









*節分の時(載せたかな…?)
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