メノス
□毎日密会の件
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どうやって声を掛けようかな…。
一歩足を踏み出すと、パキッと枝を踏んでしまった。
「誰や!?」
「ご、ごめんなさい!」
私の顔を見たダークは目を見開いた。
「ハートピンク!?ほんまに来てくれたんか!?」
「うん…花束、ありがとう。」
礼を述べるとダークは視線を逸らした。
「…礼が言いたいのはこっちや。わざわざ来てくれて、…その、」
段々、顔が赤くなっていく。
「…ありがとうな。」
照れてるのかな…。
「…話したい事って、何?」
「あ、ああ…とりあえず座れや。今日は戦うつもりはあらへん。」
私はダークの隣に座った。
綺麗な顔。
「今のメノスの目的は、ハートピンクをメノスに引き込む事なんや。」
「え?」
「メノスに来いや!ウルフもジュテームも喜ぶし、その…ワイも…ハートピンクがおるんなら…。」
「で、でも…私はハートレンジャーだよ。できないよ。」