流星群

□純情恋花
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『ねぇ。恋と愛の違いってなんだと思う?』

ひらりと赤いワンピースが舞った。

「…え?違いって?俺は同じだと思うな…」

『やっぱり?でも私は、椿と桜みたいだと思うんだ。』

椿は散らない。桜とちがって。 恋は儚く散って。愛は散らないとでも言いたいのだろうか。


その時の、彼女の儚げな悲しい笑顔が、俺の脳裏に今も焼き付いている。
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