ほか
□そのままが好き
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「なんでそんだけしか食わねェんだよ」
エースは眉間に皺を寄せて、わたしの夕御飯を指差しそう言った。
「いや…その…ダイエット?」
「はぁ?」
エースはさらに眉間の皺を深め、口に入れて咀嚼していた肉じゃがを飲み込み、溜め息をひとつ吐き出した。
「ダイエットなんかするな」
「でも、最近、体重増えちゃって。エースだって、こぶたちゃんとなんて付き合いたくないでしょ?」
エースと付き合い始めてから、本当に体重が増えた。エースと食事にいくと、フルコースとかよりも断然、ファーストフードや牛丼など高カロリーなものばかり。
前の彼氏と違ってエースは、体型の事など言わないから完全に気が緩んでいた。
「おれはダイエットとかして欲しくねェ。むしろ、##NAME1##痩せてるだろ。これ以上痩せてどうすんだよ」
「でも、男の子はやっぱりモデルみたいな可愛くて細い子がいいでしょ?」
「おれは嫌だ。まえに居たんだよ。ダイエットとか言って、食事スッゲェ制限する奴」
確かにダイエットの手っ取り早い方法は食事制限で、わたしもそれをやろうとしていたらエースに止められたのだ。
「一緒に食事行ってもつまんねぇんだよ。おればっか食べて、相手はただ座ってるんだぜ?だから、##NAME1##と普通の食事ができるの幸せなんだよ」
「…エース」
確かにそうかもしれない。わたしだって幸せだ。もし、わたしがエースの立場だったらイヤだ。
「それにさ、痩せすぎの女って男はあんまり好きじゃねぇぜ?なんか、触ったとき折れそうで不安になる」
「そうなの?」
「あぁ。おれは見た目で##NAME1##を選んだ訳じゃないしな。そのままでいてほしい。だからさ、ダイエットなんかするな」
「うん、ダイエットはやめる!でもね…?」
「うん?」
“女の子は好きな人のために綺麗になるんだよ”
(なにそれ、かわいすぎ)
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ちょ、あばばば相互して下さったことりさまから強奪して参りました…!
何なん、このエース可愛すぎだろう…!
主人公さんも、当サイトには無い可愛らしさ!(確かに)
これだよ、女の子はこうなんだよ!
何でうちのサの主人公は可愛げが無いんだよ(´・ω・`)
ことりさま、相互本当に有り難う御座いました!
家宝に致します!