BOOK
□嘘の日
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「つまんな〜い」
カウンターで一人呟いた。
ここ最近、仕事してないな。
「誰か誘って、お仕事に行ったら?」
ミラさんが指をさした。
その方向に目をやると、ある人物がいた。
「グレイがどうしたの?」
「グレイを誘って行けば?」
あぁ、そういうことか。
「う〜ん、暇だし誘ってこよ。」
グレイは一人で椅子に座ってボーッとどこかを眺めていた。
「グレイ!」
「ん?ルーシィどうしたんだ?」
「一緒にクエスト行ってほしいんだけど・・・いい?」
「あぁ、構わねぇぞ」
そうグレイが言ったあと、私は依頼ボードの前に立った。
魔物討伐にラクリマ探し・・、あっこれいいかも。
「マスター。このクエスト行って来ます!」
「どの依頼にしたんだ?」
「薬草探し!写真付きで分かりやすいでしょ?」
「簡単だな」
私達はギルドを後にした。