sky

□01
2ページ/7ページ




 ここは、カズタリア王国。海の上に浮かぶ大陸国だ。

カズタリアは機械技術が著しく発達しており、機械技術発展国として他国からも興味を集める有名な国のひとつだ。

 だがカズタリアは他国との交流を好まない。発達している機械技術が外部に漏れることを阻むためだ。その為、カズタリアは孤立した国となってしまったが、他国が簡単に手を出せないほどの強豪国となった。

 しかしカズタリアには、大きな問題があった。カズタリアは国王達、王族の絶対的な支配によって作り上げられた独裁国家なのだ。

 弱き者は強き者の糧となれ。

 まさに弱肉強食の世界。カズタリアは身分階級制度が主流で、身分が低いものはまさに奴隷として扱われていた。

 そんな社会に不満をもった者が現れない訳がない。当然に、何度も反乱が怒った。
その為、国王は、歯向かうものは女子供関係なく、容赦無く抹殺すると法律を作った。

 また、国民の武器の所持、製造を一切禁じ、道具や材料全てを奪い、更に国にいる全ての技術者、開発者達を一人残らず城の中へ閉じ込めて、その技術を王族だけが独占した。


 そして完成した最強兵器、EXORCIST-478。


通称EX。国王に絶対服従。敵対する者をすべて抹殺するようプログラムされている。感情は無く、命令に忠実な兵器。身体中を流れる電気を掌に集めて武器を成す。

 王はこのEX-478で軍隊を作り、まさに最強の力を手にした。

 国民は王族に従う他なすすべなく、苦しい身分階級の中での生活を余儀なくされてしまっていた。




次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ