古城のアリア



 古城のアリア


  魔法、なんてお伽噺の中に
  閉じ込めてしまえたらいいのに。


  遥か昔、その国には"魔法"が存在した
  たが、その不思議な力は
  時が流れるに連れて消え去っていった

  都市部の向こう、森の中にそびえる古城
  そこには一人の姫君が住んでいた
  まるで隠される様にそこにいた姫君には
  今や誰にも使えない不思議な力があった

  そんな姫君の元に、一人の少年が現れる
  生きることに絶望していた少年は
  やがて恋を知り、生きる希望を持つこととなる


  君の力の源は、きっと心の美しさなんだろうね




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