黒薔薇代わりのキンセンカ

□足しても引いても
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『あーーーー。』


ぼふんっ



三蔵に起こされてから、普通に帰宅した私。
そのままベットへと倒れこむ。

携帯を開くと、友達の優から心配メールが。



どうやら優とは奇跡的に同じクラス。
あの時は、悟空と三蔵の事で頭がいっぱいいっぱいだった。




『明日から行きたくないよぉ』




今日一日で沢山の事があった。
このまま登校拒否にもなれる自信がある。








やっと会えたのに、この状況。
会わなきゃよかったとか若干思ってしまったり。




八戒はなぜか私の事を覚えていて、悟空と三蔵は私は知らない。

悟浄に会ってないから悟浄の事は何も知らないけど。




『あの旅は・・・・・本当だったのか、ただの幻想だったのか』



前世は今の私に何を伝えたいんだろう。
またあの4人に会いたいという強い気持ちが私に来たのだろうか。





明日、また八戒にお話を聞きに行こう。
それが一番手っ取り早い。





『お腹減った。コンビニ行こうかな。』





料理を作るのももう嫌になって、制服を脱ぎ楽な恰好へと着替える。



財布と携帯と家の鍵を持って近くのコンビニへと歩く。
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