貴方といると不幸になる
□逃げる足、依存するぬくもり
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「こっちこっち!」
『はーい!』
心の中で怯えと罪悪感と達成感を感じていた。
今日は土曜日。
精市に黒い笑みを向けられながら行くなと言われたが...すみません!断ってなかったっす!!
今日は確か精市は部活。
というわけで、早歩きに待ち合わせの駅に向かった。
ファミレスで食べた後にカラオケに行くというスケージュール。
精市にばれなかったから、もう来たらこっちのもんだね!
言い訳は...あとから考える!
「えっとね、私の友達の尚吾くんと尚吾君の友達の不二君!あと、菊丸くん!」
『こんにちはー!』
「こんにちわ。今日はよろしくね。」
「一つ下ですけどよろしくっす!」
「よろしく!」
いつもは部活三昧らしいけど、今日はちょうど休日だったらしい。
合コンを組んでくれた友達、帆乃夏(ほのか)と真由(まゆ)と一緒に3対3で今から遊びに行く。
なかなかイケメンな男子たち。
別にこの中で彼氏を作りたいわけじゃないけど、男子と遊ぶというものがなかなかなかったため、(あ、幼馴染の精市は抜かして。)すこし楽しみだ。