黒薔薇代わりのキンセンカ

□足しても引いても
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「晶、三蔵はきっとあなたの事を思い出してくれますからね。貴方の前世は黒薔薇のように、綺麗でしたから。」



三蔵の背中を見送った八戒は、寝ている晶の頭を優しくなでながら言う。



「黒薔薇・・・・・あなたの好きな花でしたね。おやすみなさい。」


八戒はそっと彼女の髪に指を絡めた。





【足しても引いても
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