貴方といると不幸になる

□彼はイケメンさん
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そして話は先ほどに戻る。




「きゃーかっこいいーなんて、本当、瑠伽のキャラじゃないよね。ミーハーでも目指してるの?」




『だって、そうしなきゃ友達との話す内容も減るし、でも明後日の土曜日、私ちょっと出会い求めに言ってくるからミーハーじゃなくなってもいいかも。』




にやっと笑ってそのことを言えば笑いを止めて私の方へ寝返る精市。



「え?」




『ん?』



「今なんていったの?」




あれ、笑い方が、黒いですけど。



『そ、そのですね。出会いがね、というより合コン....』


目を泳がせ最後あたりだんだん声が小さくなってでも言い切った私偉い。



「は?瑠伽の分際で合コン?なになめたこと言ってるの?許さないよ?断ってきなよ?





お前はお父さんか!!と叫びたくなるぐらい笑顔で脅されてる。



『な、なんで精市にそんな事言われなきゃいけないの。わたしだって、彼氏ぐらい欲しいし!!』



「まだ瑠伽には駄目だよ。」



うん、だからなんで精市が決めるの。



『はぁ・・・?』



「あ、うん。そうか、俺が瑠伽の彼氏になればいいんだね。」



まてまてまてまて、どうしてそうなった。
通訳よろしく!




『え?精市が?え?は?頭大丈夫?』




「誰に物言ってるのお前。」




『ごめんなさい。』


やっぱ彼は魔王様だよ!!誰だよ王子様!とか神の子とか!!!
あきらか魔王じゃんか!魔王の子だよ!!!






「とりあえず断ってきな?」



そうやって頭を撫でる精市に無言でうなずいてしまう。
なんだかんだ幼馴染って大切なんだね。


だけど、やっぱり精市の性で彼氏が出来ないのはいじめですか?いじめですよね。










やっぱ私って、不幸なんだね。
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