貴方といると不幸になる

□天然知らず
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私は椅子に座ってポツンとひとり。
その前に男の人が現れた。


「もし何かあったら俺が守るからな?」



そういって赤い顔して笑ったその人は従兄弟。


そんなこと言っても貴方は可愛いだけだよ。
私より可愛いじゃん。
むしろ私が押し倒しtげふんげふん






「いや、俺の方がお前を守れるよ?早く俺のとこに来いよ、瑠伽。」



そういって今度は魔王こと精市が現れた。




「「さぁ、どっちを選ぶ?」」



二人は座ってる私に手を伸ばしてにっこりと笑う。



私・・・・わたしは・・・・











『その他希望で!!!』







そういって目を開いた先は天井。

え?天井?あれ?天井



『え、まさかの夢?』



立体的に動いてた、声だって本人のままだ。
いや夢ってそんなもんか。




『あれ、まだ6時だし。あと1時間は寝れる。』




早く起こしやがって、夢のばかやろー。



「いや、もう起きてよ。」





は?





私が再度ベットで目を閉じたら声が聞こえて目を再度開ける。




『・・・・精市様、早くないですか?』




「ん?瑠伽、もう学校行く時間だよ。起きなよ。」




『ちゃんと時計見てください。』



「あぁ、もう遅刻しちゃうねほら、起きて!」



精市は私から布団をはぎ取る。


きゃ///女の子なのにパジャマ姿を見られちゃった///



なんて、恥じらいは精市とお風呂入ってたレベルに仲が良かったから恥じらいは遠い昔に消えたもんよ。




「あ、今日はこの柄のブラでいいんじゃないの?」



『ちょ!そこまで許した覚えはないんだけど!?』




勝手に私の部屋の下着ボックスからブラを取り出す。
その後に制服を一緒に部屋にまとめて起きたらすぐ着れるようにと用意されたがそれどころじゃない!!



なんで精市好みでブラを付けなきゃあかんのだ。




「は?なに今更恥ずかしがってるの?俺たち付き合ってるのに。」



『どうした精市、お前も夢からまだ目が覚めてないのか。』



「何言ってるの?瑠伽こそ頭大丈夫?昨日俺が彼氏だって言ったの忘れた?」




『えー、精市の女除け用の彼女になれって意味でしょ。嫌です。私はちゃーんと彼氏が欲しいの。なぜかコクられた事がないのがつらい。』


そう言うと、精市はふっと笑う。
私がモテないのが面白いのか、なんて奴だ。




「ほんと、馬鹿だよね瑠伽って。」



『存じております。』


着替えるから出てけと部屋を追い出して制服を着る。


さすがに着替えているところを見られるのは躊躇う。


これでも女の子だからね!













結局、もう一時間寝ることが出来ず、精市の思うままに支度をしたことを気づいたころはもう、靴を履くだけになっていた。
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