貴方といると不幸になる

□天然知らず
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「いってらっしゃい、精市くん、瑠伽。」




母の声を聞いて、一緒に靴を履き外に出...れない。



『まて、私5分後に出るわ。』




「え?なんで?」



『一緒に登校していたらおかしいでしょ!?私殴られる苛められるリンチにあるうわぁああぁあぁあ!!!』




「大丈夫だよ。まだ朝早いし。」




『そういう問題じゃないよ!!精市のファンってばきっと四六時中家の近くに居るはずだよ!?そんなところを見られたら私転校するわ!!』




「四六時中って・・・・」



また、精市は私を馬鹿で惨めで貧相な体しているなって目で見ている。

あれ!?貧相って余計なのだよ。






「うん、分かった瑠伽が困るなら俺が先に出るよ。行ってきます。」



いつも強気なくせに、すこし悲しそうな顔をして玄関を開けた精市を見るとすこし罪悪感が湧く。



でも、これは私を守るためなんだよ。
私は弱いから、ごめん。

ごめんね、精市。















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主人公は天然さんなので相手の気持ちに気づかないあたりが天然知らず!
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