▼バーナビー夢








『今日は何作ろうか?』
「そうですね…。和食が食べたいです」
『リョーカイっ。材料はあったと思うから、早速作るね』


そう言って彼女はキッチンへと向かう。彼女はNEXTを持ち、僕と同じヒーローとして活躍している。
しかし、彼女のヒーローとしての才能は無いに等しかった。
犯人を捕まえた数は指で数えれる程で成績はお世辞でも良いとは言えない。だが、そのドジさが世間にウケ、人々からの人気は僕やスカイハイさんと並ぶ程。
ヒーロー時以外にもそのドジは発動し、何も無い所で転んだり、服を裏表逆に着たり……まぁ要するにドジっ子ということ。
しかし、ドジっ子の彼女にも特技がある。それは、


「料理だけは得意ですよね、何故か」
『まぁ、実家が料理屋だったから』
「お店とか出せそうですよね」
『それは言いすぎ(笑』


そう。何故か料理だけは天才的な彼女。
ドジっ子なら料理をすると塩と砂糖を間違えたり、分量を間違えたり、うっかり指を切って僕が舐め…ゴホン。
と、いう事があってもおかしくはないのだが、彼女は一切そういった事がない。料理に限っては、だが。


「本当に美味しいと思いますよ」
『私なんてまだまだだよ』
「でも、それ程の料理が出来るんですからもっと自信を持っていいと思いますよ」
『にゅー…バーナビーに言われると何か照れる』


と、赤くなってしまう。そんな彼女を可愛いと思ってしまう。


「今度僕にも教えて下さいよ。簡単なのでいいから」
『いいけど。また、どうして?』


料理系の仕事が来てもいいように練習しておくんです。
などと答えると彼女は「またそんな事言うー」とふて腐れてしまう。そんな姿も可愛いという気持ちは胸にしまっておき、「冗談です」と彼女に笑顔を向ける。


『バーナビーの冗談は心臓に悪いって言うかさ、真顔で冗談言うから冗談に聞こえないしっ』
「すいません。あなたをからかうのが少し楽しくて」
『もぅ!』


まぁ、料理を教えてほしい本当の理由は料理をしている時の貴女の楽しそうな顔が好きなだけなんですけどね。













なんて、言えませんけど。


























(これから一生僕に料理を作ってくれませんか?)
(えっ?それってどういう…)
(分からないなら今は時期じゃないかな)


バーナビー夢を始めて書きました!好き過ぎて辛いです、バーナビー……!!リク等ありましたら気軽にBBSへ!!



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