歌い継がれる「命のうた」

□始まりの時
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…「命」とは何なのだろうか…
……「自分」とは何者なのだろうか…
そして、「生きる事」の意味とは………?



ギラギラと照りつける太陽の下、静かにそびえ立つアレクサンドリア城。
それを眺める人々の中に、見慣れない人影があった。

「此処がアレクサンドリア……
っう〜ん!いい眺めね!」
そう叫びながら尻尾を振る少女の姿は、
まるで無邪気な子供のようだ。

そうして少女が騒いでいると、後ろから誰かが倒れてきた。
「へぶぅっっ!?」
「あ、おねえちゃん、ごめん…」
なんと、倒れてきたのは、可愛い黒魔道士の少年だった。
「大丈夫、大丈夫!それより君、はい!
落 と し 物 ☆」
「あ、ありがとう!おねえちゃん、名前は…?」
「あぁ、アタシの名前はレムラ!
君は?」
「ボ、ボクはビビ。
優しいおねえちゃん、ありがとね!」

黒魔道士の少年…ビビが去って行くと、レムラはチケット片手に、城へと向かって行った。
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