歌い継がれる「命のうた」
□魔の森へ
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クライ、冷たい闇の中。
どこからか声がする。
とても甘くて、懐かしい音色。
あなたは…誰?
■□■〜レムラ視点〜
「気がついたか?」
うわぁ…綺麗な金髪。
じゃなくて!!
え〜と確か劇団の人だっけ?
あ、とりあえず返事しないとね…
「あ、うん!アタシはピンピンだよ!
金髪さん、ありがとね〜。そういえば君、何て名前なの?」
気になるから金髪さんの名前を聞いてみた。
「オレか?オレはジタン=トライバル!君は?」
「あ〜アタシ?アタシはレムラ=フェルシータでっす!」
「なるほど〜レムラか!良い名前だな!
ところでレムラ、ガーネット姫を一緒に捜さないか?」
う〜ん、名前を褒めてくれたのにはキュンvVとしたんだけどなぁ…
一国の王女様を誘拐しといて行方不明!?それはちょっと…どうよ?
なんて呆れながら、結局アタシはジタンに同行することにした。
暫くして…
劇場艇から出て直ぐの所に、
腰を抜かしているビビと、剣を構えたオジサンが目に映った。
何か不穏な空気を感じる…。どうしたんだろう。そう思って2人の視線を追うと……
ーーーえ。何あれ。
「な、何あれ!!?」