歌い継がれる「命のうた」

□始まりの時
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■□■〜ジタン視点〜
シュッ。
ランプに灯りを付けると、扉の向こうから
ブランクの大声が放たれた。わーお。
「誰だ!?」
…随分用心深いな…ま、オレもなんだけどね♪

「オレだよ、ジタンだよ」
「おぉ、ジタンずらか!遅かったずらね!」

オレが答えると、シナが顔を覗かせた。
ずらずらマンの顔は何時見ても笑えるぜ!
その後マーカスが音も無く入ってきた。

怖えぇよ!ノックくらいしろよぉ〜!!

そう思った時、竜の兜を被ったブキミな男が別の部屋から降りてきた!
…どう見てもボス(バクー)じゃねえ?
まぁいいや!こうなったら思いっきり殺るか☆

オレはブランケット達に目で合図して、一気に斬りかかった。

ーーシュパァァァン!!!
兜がわれ、ボスの苦痛に歪んだ顔が現わになる。

「ぐぁっ!痛えー!おめぇら、ちったあ手加減しねぇか!」

ボスの顔は見る見るうちに赤くなる。
やべぇ!怒られるぞこりゃ!!
………って、ありゃ?

「ジタン!おめぇなかなか腕を上げたじゃねえか!」

何故か褒められた。

「さぁ、会議はじめんど!」
そして、“ガーネット姫誘拐計画”の説明をされた。
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